私のベース遍歴とSugiでオリジナルのベースを作ることになった話

私にとって特別な楽器メーカーがあります。それは、長野県にある「Sugi Guitars」です。
今回、ひょんな事からそのSugiでベースを作る事になったので、ベース遍歴等綴ってみたいと思います。

主なベース遍歴

私がベースを始めたきっかけは、GLAY「HOWEVER」という曲です。そのちょっと前からGLAYが好きになってバンドってカッコいいなーと思っていましたが、その中でもベースのJIROが一番好きだった事もあり、ベースをやってみたいと思うようになりました。

ベースを始めた頃

そして、高校に入学すると同時に貯めていたお年玉を使い、今は無き「バンドやろうぜ」という雑誌を見てベースを注文しました。最初に買ったベースは、Braian by Bacchusの青いジャズベースです。

当時GLAYのJIROがメインで使っていたベースの弟分ですね。しかし、ネックが弱かったのと手入れの仕方を知らなかったせいで、1年程で激しく順沿ってしまいます。(トラスロッドで多少直せるとか知らなかった)
とても演奏できる状態じゃなかったので、このベースは処分する事に。

その後、友人からGrass RootsG-J-53TV(LUNASEAのJモデル)を売って貰います。しかし、まだ成長期真っ只中のチビだった自分にはスケールが長すぎて弾きにくく、これもすぐ手放す事に。

その後、高校を卒業するタイミングで同じくGrass RootsGT-65EL(L'Arc-en-Cielのtetsuyaモデル)を中古で買って、一旦落ち着きます。専門学校時代は課題とバイトに明け暮れていたので、これもあまり弾く機会がありませんでした。このベースは確か4年程所有しましたね。

バンド活動をし始めた頃

次に私がベースに触れ始めたのが、専門学校を卒業して就職したタイミングです。いくつかバンドをやってみるものの、メンバーが揃わなかったりでなかなかライブまで辿りつかない。

そんな時に宇都宮で活動していた某バンドがライブ前にベースが抜けて困っていると知り、ライブまでお手伝いをする事になりました。いざスタジオに入ると、そこで大きな問題が

ギターが7弦ギターだったんですよねー。。。

しかも更に1音下げ
当然、こちらもLOW-Aを要求されたので、手持ちのベースに5弦の5-2弦を張ってみるものの、やっぱり音が変。そこで、近くのハードオフにたまたま置いてあったIbanezRDGRという5弦ベースを即買いしました。

確か中古で6万位だったけれど、メンバーや出演した宇都宮のライブハウスの店長から音が良いと言われて嬉しかった覚えがあります。これは5年程所有していて、ちょいちょい使っていました。

その後に出会ったのが、現在入院中のFenderJapanJB62です。この頃から、亀田誠治さんのようにジャズベで太いベースの音が出せないかと模索し始めます。

ピックアップを何度も交換し、サーキットを交換し、最終的にピックガードの裏のボディをザグり、ボディとネック以外は原型を留めておりません。この頃の経験が、今回のオーダーベースにかなり役に立ちましたね。このベースは手に入れてからもう13年程経ちます。

他にもサンダーバードやEB等、結構な数のベースを買って売って繰り返しましたが、そこは割愛します。

バンド引退から現在まで

最後に組んでいたバンド「Lily」では、ジャズベではなく少し前に予備で購入したFenderJapanプレシジョンベースを使っていました。ジャズベは音は良いんですが、度重なる改造で状態が不安定になってしまったからです。

その後、バンドを引退して宅録を少しやり始めた時に、何となく買ったのがこれ。

SpearMistilteinnの6弦バージョン。
結構独特な音で気に入っていましたが、6弦まではいらない事が分かり売却しました。確かレコーディングを頼まれた時に1曲だけ使った記憶があります。2年位所有したかな?

更に数年間空白があった後、ふと長く使える良いベースが欲しいなと思って御茶ノ水にベースを買いに行きました。この時すでにSugiのベースにも触れていたのですが、予算が20万円までだったので完全に予算オーバーで対象外

特定のバンドや音楽活動をしていた訳ではなかったので、この時のベースの条件は、
・5弦
・融通が利くようにアクティブとパッシブの切替
・音が太い
の3つでした。

片っ端から店に入って何十本も弾いた中で一番良かったのが、現在所有しているG&LL-2500 Premiumです。その場で即決してお持ち帰りしました。結局出番もなくほとんど弾けませんでしたが、5年程我が家にいてくれます。

 

Sugiとの出会い

Sugiというメーカーの存在は、FreedomやSagoといった国産のハイエンドブランドが人気になった時期に同時に知ったと思います。そして、何年か前にミュージックプランド土浦店にSugiの社長が来ると聞いて、イベントに参加してみました。社長の驚くような実績と、デモンストレーションでのSugiのベースの音の良さには、ただただ驚くばかり。

ちょっと外で社長と雑談する機会があり、話の中で
「いつでも工房に見学来いよ」
なんておっしゃってくれました。
しかし、当時の私はバンドはおろかベースにもほとんど触れていなかったので、そのまま帰宅。この時、社長の人柄に触れられたのも、今回ベースを作って貰う大きなきっかけになりました。

今回の経緯とコンセプト

再びバンド活動をする事になって、まずは手持ちのジャズベを修理に出しました。しかし、状態を考えるとライブやスタジオでガンガン使い続けるのは不安です。このベースだけは手放すつもりはありませんが、出来れば自宅やレコーディング専用にしておきたい。

また、G&Lの5弦はバンドと音がちょっと合わないという問題もありましたが、それ以前に重くて余程体の調子が良くないとライブ1本こなせないだろうなと思っています。

こうなると頭をよぎるのはあのSugiのベースです。再確認するために楽器屋でG&Lと弾き比べてみると、その差に唖然としました。

このG&Lだってそれなりの本数から選んだのに、Sugiの方が圧倒的に音がクリアでいて非常にバランスが良い。更に、試したのはNB4という4弦タイプでしたが、自分のジャズベよりも軽くて体に負担が少ない。

ですが、その店には自分が欲しかった仕様のSugiのベースがありません。Sugiは量産してないから、目当ての仕様と状態が良い個体を探すのも大変。そこで、直接オーダーができるという話を聞いて、1本作って貰う事にしました。
まだ仕様を決めている段階ですが、
・通常のジャズベより軽い5弦
・渋い音と太い音の両立
これが今回のベースの基本的なコンセプトです。

他人と時間を共有する以上、自分の体調でバンドを振り回すのだけは絶対に嫌。なので、今とこれからの自分でも長い時間演奏できるベースがあると、肉体的にも精神的にも非常に助かります。

しっかりとバンドをやってきたとは言い難い自分がまさかベースを作る事になるなんて夢にも思ってませんでした。完成したら、改めて報告をしたいと思います。

しかし、こうやって振り返ると1年以上所有していたベースの半分以上は多弦だったのね。。。

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