【追悼:津野米咲】赤い公園での活躍と抜群の作曲センス

ユザワ屋
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webライターのユザワ屋(@sakuraworks96)です。

赤い公園のギタリストで作曲家としても活躍していた「津野米咲」さんが都内の自宅で亡くなっていたというショッキングなニュースが飛び込んで来ました。本記事では多大な功績を残してくれた津野米咲さんへの感謝を込めてその功績を紹介していきたいと思います。

この記事のポイント
・赤い公園との略歴が分かる
・津野米咲さんが手掛けた赤い公園のおすすめ楽曲が分かる

赤い公園の結成とデビュー

赤い公園
(引用:赤い公園Official Website)

赤い公園」は、2010年1月に結成されたロックバンドです。高校の軽音楽部で出会った佐藤千明さん(前Vo.)、藤本ひかりさん(Ba.)、歌川菜穂さん(Dr.)のバンドに津野米咲さん(Gt.)がサポートとして参加したのがバンドの始まりでした。

その後、バンドは東京の立川にあるライブハウス「BABEL」を中心に活動を続け、2012年2月にミニアルバム「透明なのか黒なのか」でメジャーデビューを果たします。

私の赤い公園に抱いた最初の感想は、「よく分からない」でした。

決して明るくはない。基本的に淡々としていますが、グランジのようなダーティーさと瞬間的な激情を感じるこのミニアルバムを正しく理解しきれませんでした。

そのテイストは、1stシングルの「のぞき穴」でも健在でしたね。

そのまま精力的に活動していくと思っていた矢先に、ギタリストの津野米咲さんの体調不調によりバンドは半年間の活動休止に入ります。

その後は持ち前の高い演奏力と独特の楽曲でコアなファンを増やしていきました。

メンバーチェンジと新しい赤い公園

赤い公園Live(引用:赤い公園OffixcialTwitter)

順調な活動を続けていた赤い公園ですが、2017年7月に大きな転機が訪れます。それはボーカルの佐藤千明さんの脱退でした。Wikipediaによると、「自分とバンドのズレが大きくなり、楽曲に影響が出てしまった」ことが脱退の決め手だったようです。

赤い公園はすぐに新しいボーカルを探し始めますが、白羽の矢が立ったのは意外にも元アイドルでした。同じ頃に解散してしまったアイドルユニット「アイドルルネッサンス」の石野理子さんが赤い公園の新ボーカルとなり、出演した「VIVA LA ROCK 2018」でサプライズ発表を行います。

その後もカッコ良い楽曲を次々とリリース。2020年1月にリリースした「絶対零度」は多くのファンを虜にしました。

「作曲家」津野米咲としての活動

(引用:赤い公園OfficialTwitter)

赤い公園ではほとんどの楽曲の作詞作曲を津野米咲さんが担当していました。そのクオリティの高さは業界でたちまち話題となり、次々と楽曲制作の依頼が彼女に飛び込んできます。以下、主な楽曲提供曲を一覧にしました。

・SMAP/Joy!!
・ベイビーレイズ/ビッグ☆スター!
・モーニング娘。'16/泡沫サタデーナイト!
・こぶしファクトリー/TEKI
・鈴木愛理/光の方へ
・他、多数

赤い公園でのロックや激しさだけでなく、ポップでキュートな楽曲まで幅広く提供してきた津野米咲さんの作曲センスには脱帽です。

正直に言うと、5年後、10年後の津野米咲さんがどんな楽曲を作るのか楽しみでした。

赤い公園のおすすめ楽曲5選

ここでは、これまでリリースしてきた赤い公園の楽曲の中から、私のおすすめを紹介していきたいと思います。

今更 / 赤い公園

今更」は赤い公園初期の楽曲です。シューゲイザーの要素を取り入れたどこかフワッとした印象ですね。赤い公園の懐の広さを垣間見れる一曲です。ストラトらしい甘いギタートーンが心地良く感じました。

NOW ON AIR / 赤い公園

NOW ON AIR」は、ポップで乗りやすい一曲です。赤い公園の楽曲では割と明るい方だと思いますね。曲中の急激な落差も無いので、安心して聴いていられるでしょう。あまりロックが得意ではない方におすすめです。

闇夜に提灯 / 赤い公園

イントロからテクニカルなフレーズで始まる「闇夜に提灯」 も、赤い公園の楽曲で深く印象に残っています。ボカロや邦楽ロックが好きな方はきっと気に入っていただけるのではないかと思います。

バンドとしての演奏力の高さを改めて感じました。

消えない / 赤い公園

消えない」はボーカルが石野理子さんになって初の新曲です。それまでは太くて甘めのトーンが多かった津野米咲さんのギターですが、この頃から音がシャープになってきました。リアのピックアップをメインに使うようになったのかもしれませんね。

楽曲としては、ベースの休符が作る間が絶妙です。ロックな雰囲気もありながら、全体的に爽やかに仕上げているので聴きやすい一曲ですね。

絶対零度 / 赤い公園

前述で一度紹介しましたが、「絶対零度」をどうしても語りたいので再登場です。 温度感の無さがまたカッコ良い一曲です。

サビではドラムがハイハットを裏打ちしているので、近年の邦楽ロックの王道のようなアレンジですが、そこは赤い公園。独特のコード感とアグレッシブなギターアプローチでしっかりとオリジナリティを出しています。

赤い公園の楽曲の中でも、絶対零度のギターサウンドは特に私の好みでした。

今後の赤い公園

メインのコンポーサーを失ってしまった赤い公園ですが、公式からのコメントはまだ発表されていません。今後バンドがどのような活動を発表するのか、注目していきたいと思います。

そして、津野米咲さんに心から感謝を伝えたいと思っています。本当にありがとうございました。

安らかに眠ってください。

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